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千華図鑑のBlog発信の準備は出来ました。
Blogの維持継続が可能なモノかどうか始めて見なければ判りませんが、イマサラと言うか、この期に及んでと言うか、Blogの発信が少々気掛かりに感じています。
昨年末にBlogを薦められるまま、その時の勢いで準備をして来ました。
途中でホストが故障するトラブルに捲き込まれましたが、ほぼ準備が整い、テスト発信も上手く行ってはおりますが・・・。
ただ、このままの発信では少々早計なものに感じています。
Blogの発信プランに、モウ一捻りか二捻りの工夫が必要ではないかと思うので、少し考え直します。
従って、正式開始を延期します。
未だササの花の話と、ササユリの話が残っていますので、これ等をBlog発信の前に片付けてしまいます。
Blog開通までの繋ぎにしていたコノ「なかほどに」の始末をツケナケレバと思っています。
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先ずササユリの話。
金沢では弥生の雛人形は三月三日から四月末の二ヶ月間ほど、端午の節句の人形は五月五日から六月末日までの同じく二ヶ月間ほど子供のいる家庭に人形が鎮座まします事が多い。
年寄りに二ヶ月間の理由を聞くと「新暦と旧暦の期間」と教えられたが、単に人形の後片付けが面倒だからなのかもしれない。
金沢の年中行事は新暦と旧暦が共生している上、旧暦を新暦に換算するのもあるのでヤヤコヤしい。
換算すると毎年の日取りが変って予定が立て難くく、大雑把に大体コノ辺りと新暦の日付にしてしまったのもある。
金沢市祭の百万石祭がそれである。
金沢市内のお盆の墓参りは新暦が定着していて、七月十五日を前後に三日間程の間に行われ、所謂、お盆の夏期休暇は八月十五日を中心として国内の行事に合わせている。
お中元の贈答品の遣り取りは新暦の7月であるが、どうも県外とのバランスが取れない。
ある年、七月の墓参りに備えて墓掃除をしようと庭箒、塵取、刈込鋏の道具を持って出掛けた。
墓地の入口ですれ違ったグループの中から突然声を掛けられた。
一行はササユリの白い花が咲いている鉢をビニール袋の中に入れ、夫々手に下げている。
金沢大学医学部に献体された方々の大きな墓所が入口にあり、その献体組織「しらゆり会」の人達の中にいた知人だった。
新聞社が取材に来る事に成っているが、人数が予定より少ないのでお前も慰霊に参加しろと言う。
記念撮影に付き合わされた。
翌日の地方紙朝刊に載った大きな写真に、最前列でササユリの鉢を抱えてにっこりホホエンデいた。
一行の中で一番年上の人物からササユリを手渡された時、一緒に貰った名刺の肩書に「日本ササユリ会」会長と印刷されていた。
「ササユリの保護、育成」が活動目標で、会の住所は金沢の山間地である。
素晴しく雄弁な会長で「日本ササユリ会」の「日本」が愉快だった。
愉快がっていたら入会させられた。
後日の地方紙で「砂漠の緑化」に取組むため、同会が調査団を派遣すると報道された。その後、何回か会長の活躍が掲載されている。
慰霊参加記念のササユリを鉢から庭へ移植したが、残念ながら根付かなかった。
石川県発表の「県内の絶滅のおそれのある野生生物・植物編」にササユリは準絶滅危惧種となっている。
準絶滅危惧種の指定を受ける程に「ササユリ」の個体数が減りつつあるらしい。
ササユリの写真を撮ろうと近郊の山のキャンプ場を訪れ、管理人に「林の中でササユリの花をを撮らせて欲しい」と申し込んだら「とんでも無い話だ!」とえらい剣幕で断わられた。
どうやら「撮る」と「採る」とを間違えたらしい。
誤解が解けてから、ササユリの話を聞きながら七種類か八種類、管理人手作りの果実酒を勧められた。
マタタビの実の酒は「元気が出るぞ」と言われた。
サルナシの実の酒は美味かった。
サンショウの実の酒は口の中が痺れた。
山の中で歩け無くなるといけないので、酔っ払わぬ様に盃を舐めた程度にしたが、七種類か八種類ともなると結構酔いが回った。
お互いふらつく足を踏みしめながら、林の中のササユリを案内して貰った。純白に近い花、ピンク色が濃い花、広い範囲に咲いていた。
ササユリは芽が出てから花が咲くまでに六年程掛かる。
その間、風の通りと適度な日当たりにするため下草の刈り込み作業は常に欠かせないと言う。
金沢から日帰りの距離で自然に咲くササユリの実際が知りたかった。
それには遠目でも容易に発見できる花の季節が一番である。
白山々系の三方岩岳への道、白山登山道の砂防新道等で花を見た事があるので標高1500m前後の高地でも育つらしい。
低地では海岸近くの里山で、釣りの帰りに見た事がある。
大きなヤマユリの花と一緒に咲いていたが、その時はカメラを持っていなかった。
好天の或る日、石川県、福井県、岐阜県、富山県を順に巡った。
金沢、吉野谷、白峰、勝山、美濃白鳥、荘川、五箇山、城端、福光、森本、と金沢を起点と終点にして白山をグルッと一回りしたことになる。
石川県、福井県の山道沿いの里山や杉林で花が多く目に付き、岐阜県の道路沿いでは、一部丁寧に手入れがしてあった。
富山県であまり花を見なかったのは選んだ道が悪かったのだろうと思う。
ササユリの花は草薮の中で良く目立つ上に香りが良く、持ち帰る人が絶えない。
ササの花の話。
ある年、四月の中頃、近郊の山へ入った。
一週間前(2004.04.11)にも同じ場所を訪れている。
花を見付けた時、この花は竹ではなくて笹だろうと思ったが、竹か笹か葉を確認していない。
七日間でどんな具合に花が変化しているのか楽しみだった。
金沢では笹の小さなタケノコをススタケと呼んで、春になるとフキノトウやワラビと同様に山菜採りの対象であり、そのススタケの花であろうと見当を付けていた。
ササの花を見るのは初めてだった。
この一週間をかけて参考書や先輩HPを調べてみたが、竹や笹の花画像の数が少なく、合致するものが無かった。
竹と笹の違いが少し判った。
閲覧したHPの一つに「チシマザサのタケノコを食用とする」と記載されていたが、他の種類が食用となるとは解説文に載っていない。
チシマザサの別名をネマガリダケ「根曲竹」と言い、地上に出た稈が曲がっているから、と説明されている。
ただ、チシマザサがススタケであるとは書いてない。
金沢ではススタケと呼ぶがネマガリダケとは言わない。
地上に出た部分の稈が曲がっているかどうかだが、一週間前に見た花は地上に出たての穂先であり、高さが10cmか20cm位で直立していた。
このまま真っ直ぐ伸びるのか、これから曲がるのか判らない。
2009.05.27 追記
今朝NHKの「立山山麓」の番組の中で、山菜のススタケをチシマザサとアナウンサーが名前を紹介。
これで正体判明!
芽出度し!芽出度し!
チシマザサに良く似たササにクマイザサがあると参考書で知った。
葉が九枚であるところから名付けられている。
肝心の葉が出ていないのだから判らない。
葉が出ていたとしても姿形がそっくりなので、多分区別はつけられないと思った。
2007.05.18 追記
クマイザサは「供米笹」と書き「料理装飾用に流通している笹」と富士竹類植物園のHPに載っています。ご参照ください。
http://fujibamboogarden.com/light/top.htm
はるか昔に読んだ本に「凶作の年に、笹ッ原の野鼠が異常発生した」とあった様に記憶している。
「作物が不作の年に、たまたま稔った笹の実を野鼠が餌にした」
「笹の実は高カロリーだったので野鼠の繁殖が起きた」
文章の前後が定かではないが、そんな記述だった。
笹の実が高カロリーかどうか知らないし、調べてもいない。
また「竹や笹の花は60年に一回花が咲く」とか「竹や笹の花が咲くと、咲いている同種の竹や笹は(生育場所が離れていても)一斉に枯れる」と聞いている。
或は「竹や笹の花が咲く年は凶作」とか、甚だしいのに至っては、珍しいものだから「竹や笹の花を見るのは慶事」と言われたり、滅多にないことだから「竹や笹の花を見るのは凶事」であると、正反対のことが言われているらしい。
真偽の程は半分以上不明だが、謎が多い花である。
一週間前に花に列なった葉や稈がないかと現場付近を探してはいたが、花が咲いていたのは道路傍の覗き込む崖っぷちで、周りに竹も笹も生えていなかった。
今日こそ正体を突き止めてやろうと意気込んでココまでやって来た。
周辺を探し直すと、一本ダケ、葉が付いていて花も付いているものを見付けた。
間違いなく笹だった。
道路の縁の崖の下を覗き込むと、何の事はない、急傾斜一面に笹が広がり、花盛りだった。
一週間前に花を見付けた時、嬉しさの余りに舞い上がり、目に入っていなかった。
小学生の頃、注意力が散漫で「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、喰らえどもその味を知らず」と何度も先生から叱られたのを思い出した。
小学生にとって理解が難しいお説教だったと思うのだが。
葉の枚数を数えてみたが一定していない。七枚もあれば十枚もある。
チシマザサとクマイザサの判別の決め手は葉裏の毛の長さらしいので、手当たり次第に葉をサスッタリ、ナデタリしたが、よく判らなかった。
それに加えてクマイザサの花の様子が、いまだに不明である。
「笹に黄金が、エェーマターなり下がる」と鼻歌を歌いながら考えた。
花が咲けば実が生る筈である。
笹はイネ科だから、同じイネ科のお米と食べ比べてみよう。
またもや楽しみになった。
「味の違いが判るヤロカ?」
その後、結実までの期間の二ヶ月間ほど、土曜日か日曜日毎に現場へ通うことになった。
殻をとり、蒸して食べた。
結実直後の実は美味しかった。
例えて言うなら、もち米の感触だった。
夏過ぎまで乾燥させた実は硬かった。
炊き方が悪かったか、水に漬けておく時間が短かったのかも知れないが・・・。
一粒、一粒、カッターナイフで皮を剥いた。
脱穀機が欲しかった。
「一斉に枯れる」ことの確認だが、実が成熟した頃は周りの草や葉が生い茂り、背丈も高く育って笹を覆い隠してしまい、崖の上から覗いて見ても春先の様に見通せない。
4〜5mほど足場の悪い崖を降りて、実を付けたまま数枚の葉が枯れているのを何本か観察しただけで、全部が一斉に枯れているかどうか判らない。
もちろん、実と緑の葉を付けたものもあった。
花の咲いている現場より20〜30m離れた道路端には、笹の葉が通常通り青々と繁って広がっている。
チシマザサ、ネマガリダケがススタケかどうかだが、これもよく判らない。
斜面に生育する植物は杉でも松でも曲がる。
曲がるのは笹に限らないが・・・と思う。
笹の花を見付けた年の、作物の収穫が果たして豊作だったのか、凶作だったのか、又、花を見た本人にとって、その後、慶事が起きたのか、凶事の発生があったのか判然としないが、総て現在を肯定してプラス思考をベースに、次の花を何にするか考えながら野山を歩いている。
2008.01.11 追記
北陸中日新聞11面
「霊峰三山背くらべ」 富士山、白山、立山
絵と文 金栄健介氏 より転載
「チシマザサの花」
白山の観光新道の尾根平たん地や南竜ヶ馬場周辺などのゆるい斜面に、笹の群落がひろがっている。そこには、日本海側にかたよって分布するチシマザサ、チマキザサが生育する。
7月初め、甚ノ助小屋で偶然、チシマザサの花が咲いているのを初めて見た。
チシマザサは別名ネマガリダケといい、タケノコはおいしいことはよく知られているが、花はお目にかかれない。
マダケは一斉開花し、後に枯死するとある。このササはその後どうだったろうか。 (金沢中日文化センター講師)
この「なかほどにPart11」で、ヒトマズ休憩します。
最後にお願いです。Do・素人の「千華図鑑」の中で、名前等々の間違いが多々あると思います。また名前を名付けようにも判らないものも多くあります。
名無しのゴンベイ・身元確認お願いです。
どうかそれらをご存知の方々からのご教示を頂ければ幸甚です。お願いいたします。
誤りのご指摘やご教示は、恐れ入りますがメ−ル下さいませ。
早速、感謝して訂正し、メ−ル文に「お名前のイニシャル」を添えて、頁に掲載いたします。
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