誰にも負けない特技が見つかったら、それをお金にかえる工夫を
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笠松ゆみ事務所 http://www.sohowork.net/ kasamatsu@sohowork.net |
営業案内・自己PR |
SOHO・在宅ワークの社会的認知度アップを目指すSOHOコンサルタント。各地の講演会を はじめ、雑誌やテレビなどで精力的に活動中。 【著書】本気ではじめるパソコン在宅ワーク術1〜3(双葉社) あなたもできる!パソコン在宅ワーク(日経事業出版社) SOHOは営業が命!(東洋経済新報社) 【連載】ベンチャー・リンク オンラインマガジンべんべん「営業日誌」 リクルートアントレネット独立・起業相談室「SOHO回答者」 日刊メールマガジン「SOHO'S REPORT」水曜日担当 |
屋号への想い |
会社を経営していると、どうしてもやっていることとやりたいことの差が出てきます。大きな 事業としてよりも、小規模で自分の能力を活かせる事業をしようと「笠松ゆみ事務所」を設立 しました。 |
笠松さん運営のコミュニティ「SOHOWORKネット」とは |
SOHOWORKネットは、全国で活躍するSOHOワーカーにより運営されている非営利のネット ワークです。 SOHOのことならどんな情報も得られるサイトを目指して活動します。 |
SOHO歴 |
1993年から |
SOHOスタイルになったきっかけ |
子どもがまだ小さく、年齢的にも就職が難しいものでした。限られた環境の中でできる仕事は 何かと考えたときに、SOHOという働き方に行きついたという感じです。当時はまったくその ノウハウがありませんでしたから。どうしたら家にいながら収入が得られるかを考えました。 |
SOHOスタイルになって苦労したこと |
それまで派遣社員で来たため、ほとんどビジネスマナーが身についていなかったことと一連の 流れも把握していないまま、SOHOの世界に飛び込んでしまったのです。お客さまに教えて いただいたり、しかられたりして、ひとつひとつ乗り越えてきたという感じですね。 徹夜続きで暗い声で電話を取ってしまったときは、「疲れているのはわかるが、電話の第一声 はとても重要で、それだけですべてを判断されてしまうこともある。テンションあげて、大きな声 で出なさい」と言われたこともありましたね。すべて、小さいことの積み重ねだと思います。 |
SOHOとしてのこれからの目標 |
今回、会社をたたむことになって、全国のSOHOワーカーさんの間で、いろいろな噂が飛び 交い、動揺が走ったようです。その人に仕事を出しているわけではないのに、不思議に思って いました。皆さん、私を心の支えにしていただいていたんですね。メールもたくさんいただき ましたし、そういう方がいる以上、SOHOのネットワークの支援活動をより強化して、続けて いきたいと思っています。 |
あなた個人の夢は何ですか |
ずっともの書きになるのが夢でした。念願だった脚本家デビューできたので、二作目・三作目と 手がけていきたいです。新幹線で移動するときなども頭の中で構想を練っています。物語を 組み立てていく作業は、ペンや紙がなくてもできますから本当に、楽しいですね。 |
オフ会の魅力 |
先日のオフ会では、皆さん子どもさんがいて、徹夜明けだという方も数名いました。皆さんが 頑張っている姿を間近に見られて、本当にうれしかったです。年齢的に私よりも若いと思うの ですが、前向きな姿勢が半端じゃないんですね。後ろ向きの人は一人もいません。「このまま でいいのか」と常に自分の行動に疑問を持っているんですよ。ですから、少しでも違う分野に 携わっている人と情報交換をすることは、とても有意義だと思います。 私もそういう所から得ることがたくさんありますね。オフ会で仕入れた情報を講演会などで話す こともあります。そうして情報を共有していければいいと思います。最近、数年前はなかった 職業がたくさん出てきました。この業界は、流れが速いですから、いち早くその情報を手に 入れて自分にできる仕事を見つけていくのが一番ではないでしょうか。 |
新人SOHO・SOHOスタイルに憧れる人にアドバイス |
無理せず、背伸びせず、足元から固めていきましょうということです。 「WEB制作で30万稼いでいます」と聞くとどうしてもそこを目指してしまいがちです。でも、現実は そうはいきません。5000円、1万円でもいいのです、定期的な収入を得ていくことから始めて ほしいと思います。 あまり無理をすると出費ばかりが増えますからね。儲けをだしてこその仕事ですから。どんどん お金ばかりが出ていって、やればやるほど貧乏になるというのは仕事ではありません。皆さん が豊かになるためにやっていただきたいので、とりあえず自分に今、できることからスタート してみてください。 「私なんて何もできないわ」と自分を過小評価する声をよく聞きます。でも、気づいていないだけ で、実は、他人にはとてもできないことがあったりするものです。20年も30年も生きてきたら、 必ず見つかるはず。まずは自分探しから始めてみては?誰にも勝ることがひとつはあります。 それをお金にかえていくように考えてみてはいかがでしょうか。 |
クライアントの探し方 |
最初は電話帳からでした。その過程をなくしちゃうとダメ!嫌な道も1回はくぐり抜けなければ いけません。向こうから問い合わせが来ることもありますが、そこからが勝負です。はじめに つかんだ1社2社から次を紹介してもらって、クライントが広がっていく人とそれができない人が います。何が違うかってそれは、人間性でしょうね。 |
取材を終えて |
取材される方の緊張をほぐさなくてはいけないのに、憧れの笠松さんにお話を伺えるとあって、 極度の緊張状態でした。「女性として通る道、結婚・出産・子育てという社会人としてのハンディ キャップを乗り越えて今やっと、ずっと独身でやって来た人に追いついた気がします」という 言葉がとても新鮮でした。一言一句すべて吸収させていただきました、ありがとうございます。 |
取材日:平成13年11月23日場所:福井県産業情報センター取材者:山口季夏 |